逆流性食道炎は特定疾患なのでしょうか?

逆流性食道炎は特定疾患か?という質問を時々受けることがあります。

特定疾患とは、症例数が少ないために原因不明で治療方法も未確立である難病の中から、厚生労働省が臨床調査研究分野に指定した疾患のことを指します。治療方法が未確立にも関わらず、長期にわたって生活に支障が出る特定の疾患について、治療方法の確立に向けた研究が行われている疾患で、原因の究明、治療方法の確立のために100を超える数の疾患が特定疾患として指定されています。また、そのうちいくつかの疾患については、医療保険の自己負担について一部、または、全額を公費で負担し、患者さんや家族の方の負担軽減が図られているものもあります。

逆流性食道炎が特定疾患かというと、結論から言えば、逆流性食道炎は特定疾患ではありません。

では、なぜ患者さんがこのような疑問を持つかといえば、それは逆流性食道炎で病院を受診した際に、診療明細書に「特定疾患療養管理料」や「特定疾患処方管理加算」などという名目が打ち出されているからではないでしょうか。特定疾患と、特定疾患療養管理料は別のものなのです。

特定疾患療養管理料は、厚生労働大臣が定めた疾患を主な症状として病院を受診する患者さんに対して、医師が療養のために必要な指導や管理を行った対価として請求することが認められているものです。特定疾患療養管理量の対象疾患を主症状とする疾患は、様々なものがあります。そのため、特定疾患療養管理費の請求は、病院によっても対応が異なる場合があります。

逆流性食道炎については、多くの場合でこの特定疾患療養管理料の請求対象になると思ってください。まさに、医師が療養のために必要な指導や管理を行うことが大切な病気の一つですので、特定疾患療養管理料が請求されるのは妥当なことだと思います。

しかし、患者さんにとっては分かりずらいシステムであることも確かだと思います。逆流性食道炎と診断がされると、そこから特定疾患療養管理料が加算されることで診療費が急に上がったと不審に思う人もいると思います。診療費のことで不明な点があれば遠慮せずに医師に質問してみるといいと思います。診療料金が明瞭ではなく、不審だと思ったまま治療を続けても医師との信頼関係は築けません。

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